今回のお客様は当店の近くにお住いの方で、かわいいお子さんのいらっしゃるご家族のリフォームの話です。
ご夫婦とも大阪出身ではなかったのですが、豊中が住みやすいということで賃貸物件を借りられており、今回良い機会と購入をご決断されたようです。お子さんの学区が変わらないエリアに戸建を購入され、近くにあった当店に奥様がリフォームの相談に来られたことがきっかけでした。
当店では基本的に「どのようにリフォームをしたいのか」、「いくらでリフォームしたいのか」という方法より、まずは「なぜリフォームをしたいのか」といった目的を確認するようにしています。今回、いろいろとお話をさせていただく中で、ご主人が転勤の多い職場で、転勤の場合は賃貸に出す必要もあるかもという背景がありました。
賃貸で重要になってくるのは住宅ローンとの兼ね合いです。住宅ローンはあくまで購入名義の方がその家に住むことが前提で、低金利かつ長期間融資するというのが銀行の方針なので、賃貸(いわゆる投資)する場合はNGと謳っている銀行もあります。銀行情報も共有しつつ、次に大事になってくるのは毎月の住宅ローンの返済額と家賃収入額です。将来賃貸に出したときに月の家賃収入が住宅ローンの支払い額を上回る(手出しを避ける)ことが理想です。そういった銀行リスクや将来の賃貸需要なども勘案しながら、ただリフォームを行うだけでなく、銀行や不動産需要に関する実績のある当店ならではのフォローができたかなと思います。
無事、住宅ローンを受ける銀行も決まり、具体的なリフォーム内容の検討になったのですが、賃貸物件として一番需要に直結するのは「立地」です。どんなに家がきれいで機能性が良くても、駅やスーパー、病院、特に学校がないような立地の戸建はお子さんのいるご家族からは需要がありません。でも今回のご自宅は学校はもちろん、駅からも近く、その上駐車場もしっかりあるという文句なしの物件で、将来賃貸に出す際にもしっかりと家賃収入が得られると判断しました。
そのため、過度にリフォームを施すのではなく、自分たち家族が住みやすくかつ将来賃貸に出すときにも需要の多い物件にするにはどういったリフォーム内容が良いかという点に絞ったプランを考えました。
最終的に外壁屋根・外構・内装の一部塗装、クロスの貼り替え、お風呂の入れ替えになり、金額も抑えられた上に賃貸物件としても人気の出るだろうお家に仕上がりました。ちなみに最初奥様が当店にお越しの際にご持参された大手業者提案のリフォーム見積書の内容よりはるかに安価に仕上がっている点もアピールしておきます(笑)
施工内容としては、特に奥様からご希望のあった天井の縁廻りの白色塗装は効果的でした。もともとあった茶色の縁を全て白に塗装することで、部屋のイメージが引き締まり、また広く視えるというメリットもあり、これは賃貸物件の費用対効果に持って来いだなと当店にとっても良い勉強になりました。外壁と屋根の色も、当初奥様はシンプルにしすぎたかもとご心配されてましたが、完成時、お隣の方から「とてもきれい。色の組み合わせが素敵ね」と褒められるぐらいでした。
ユニットバスもショールームにてしっかりと確認頂き、機能性かつデザインもばっちりでした。最近のユニットバスはシンプルかつ掃除の簡易さから、鏡や収納棚を付けないスタイルが主流になっています。ご自宅のユニットバスの入れ替えを考えてる方はぜひご参考にしてみてはいかがでしょうか。当店ではいつでもショールームへご案内・ご同行の上、ご説明いたします。
さて、引き渡しも無事完了し、お子さんにもとても喜んで頂きました。ご近所からのお引っ越しとは言え、引っ越し作業大変かと思いますが、新しいお家での快適な新生活を楽しんでくださいね^^