香川県まで

2024年09月15日 10:33
カテゴリ: リフォーム

畳を洋室床に

最近おかげさまでとても忙しく、ブログも時間が空いてしまいました。

他の工務店さんともお話しする機会がありましたが、どこも忙しいようで、年内はもう施工対応で埋まっていて新規の施工受付ができないというところもありました。

リフォーム補助金が年末までというのもありかけこみ需要が多いのか、はたまた職人不足が顕著なのか、当店も何件か時期が合わずお断りになったり、施工が先にずれ込むこともあり、ご迷惑をおかけしています。

さて、今回はいつもご依頼いただいている不動産投資家の方が香川の高松に物件を買ったので、リフォームのアドバイスをしてほしいということでした。私が以前高松に住んでいたこともあり、賃貸物件にする上で、賃料相場や賃貸需要、リフォーム費用相場などアドバイスできることがあればということで、一泊二日で行ってきました。

香川なのでさすがに職人を手配することはできないのですが、「どうせ来たのだから何かリフォームしてほしい。実際にやり方を教えてほしい。お金はだす!(笑)」ということだったので「それでは一緒に和室の床上げして、洋室にしましょう!」と急遽なりました(笑)

現場は6畳の和室でしたが、畳の床をクッションフロアに変えるのは2人いれば一日で余裕で終わります。慣れた職人さんは一人で手際よく対応されると思います。
ちなみにフローリングやフロアタイルは技術や必要工具等難易度がかなり上がります。ご注意ください。

クッションフロア仕上げはyou tubeにもたくさん動画がUPされていますし、作業自体はそこまで難しくないと思います。
大変なのは、諸々の準備や片づけといった段取りと付随作業です。

例えば畳の搬出や処分、木材やクッションフロアの運搬、養生や清掃です。
畳や合板(床となる板)、クッションフロアは重量があります。
男性でも結構しんどいので、女性一人では運搬は難しいと思います。特に今回は2階の部屋だったので玄関から距離もあり、なおさら大変でした。

こういった諸作業を理解した上で、段取り良くやらないと相当時間がかかってしまいます。
私も初めて一人でやったときは「あれが足りない、これがない、これもしないといけない…」と何度もホームセンターを行ったり来たり、段取りに手間取った記憶があります(笑)

実はこういった作業準備や段取りがDIYと職人では技術以上の大きな差があります。
職人曰く、施行は段取りでほとんど決まるとのこと。
※私自身は職人とDIYの中間くらいの技術・経験レベルかなと勝手に思っています(笑)

イメージとしては「準備・段取り→工具の品質→施工技術」の順で優先度が高いなと思います。

you tubeを見てると簡単に見えますが、上記の段取り等の部分は映っていないことが多いので、これからDIYを考えている方は想像以上に時間と手間がかかることは覚悟した方がいいと思います。
DIYと職人では使用する工具の差はあれど、やり直し(もちろん材料費かかりますが…)も含めて、丁寧かつ慎重に作業すれば、職人と比べても遜色ない仕上がりになると思います。

さて、今回の現場の話に戻ります。
やるとなればすぐに近くのホームセンターに行って、道具や材料を揃えました。
最近は工具も運搬用の軽トラも借りれますので、手ぶらで現地に行っても作業できてしまうんですよね。

ビスやボンドなど副資材も含めて、材料代で8万円弱でした。

DIYの場合は、スケジュールを組んだ上で、木材以外は安価で配送もしてくれるネット購入がオススメです。

何はともあれ全てものが揃ったので、作業に取り掛かります。
11時ぐらいに着工して、17時過ぎには終わりましたかね。
(畳や廃材の処分は別で、今回はあくまで施工のみの時間です)

私自身は普段あまり現場で施工はしないのですが、お世話になっている&スキル伝授(たいしたものではないですが)も含め、久しぶりの施工でどうなることやらと思いましたが、スムーズに施工が進み、その方も喜んでおられたので良かったです。

最後に…
今回はエアコンがない部屋の施工でした。9月にも関わらず猛暑が続いてるため、汗が滝のようでめちゃくちゃ暑かったです(泣)

空調付きの服じゃなかったこともありますが、夏の現場の職人の気持ちを改めて実感できました…

みなさま、夏は現場にエアコンがある場合はぜひつけてあげてくださいませ^^

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