費用増を念頭に

2024年10月15日 10:18
カテゴリ: リフォーム

このオプションを追加しようかな…

抵抗感のあるタイトルにしてみました(笑)
今日の話題は「カタログ」掲載の住宅設備、特にキッチンとユニットバス(UB)について、参考になればと思いブログを書きたいと思います。

※最近この2つの入れ替え相談・施工がとても多いです。補助金期限が近づいてるせいでしょうか…。ご検討されてる方はお早めに!


さて、この2つについて、一般的な家庭の設備の中では1位、2位の金額になる設備です。

当店ではまずはご希望の設置サイズに応じ、既にご希望のメーカーやプランが決まっている方はそれに沿う形で、まだ決まってないお客様には機能やデザインといったニーズをお聞きし、ざっくりプランをご提案していますが、カタログ掲載のプランも含めて、一発で決まった方は過去にどなたも存在しません。


理由はメーカー設定の「グレード・仕様・オプションが多岐に渡る」からです。


そのため私は見積時点では「あくまで概算プランなのでまずは掛率(メーカー定価からの値引き率)と施工内容」をご理解いただくべく、お伝えしています。

私も全メーカーの製品情報を把握できているわけではないので、詳細はショールームにてメーカー相談員の説明を聞いていただき、グレードを始めとした仕様や色、オプション等を決定するという流れです。
こればかりは見て・触れて・体感してみないと判断できず、いざリフォームしたはいいが思っていたのと違うといったギャップを生まないよう、ご契約いただける方には必ずショールーム見学をお願いしています。
※ショールーム見学は押し売り営業を受けるわけではないので安心してくださいね^^


例えばリクシルのキッチンのシエラ・ノクト・リシェルと3グレードを例にお伝えしますね。

各グレードの具体的な掛率の記載は控えますが、グレードごとの掛率は仕様変更やオプションを加えてもさほど大きな変更は生じません。
※ちなみにどのメーカーも高グレードほど、掛率は悪くなる(値引き率は低くなる)の傾向にあります

このあたり、メーカー側の戦略はうまく、「〇〇という仕様はシエラにはない」、「△△の機能はリシェル限定」といったようにグレードごとの特色を備えています。
当初はシエラで考えてたけど、これはゆずれないのでノクトにグレードを上げるといった選択で予算に大きな変更が生じてくることがあります。

また、「こんな便利な機能があるのか」とお気づきになったり、実物を見てみると「ここはこうなっていた方がいいよね」といったことも多く、グレード変更までは至らずとも、標準仕様から追加でオプションを選択される方が大多数で、カタログ金額や当初想定のプラン内容をオーバーしていきます。

これらを踏まえ、キッチンやUBについてはある程度当初想定プランより金額が増えるという前提でお考えになった方がいいと思います。


続けて、実際の施工に関してです。

こちらはそこまで大きな金額変更にはならないのですが、特に「メーカー施工費」に変更が生じることがあります。

例えばUBに関して、床下・壁内のガス・水道の配管位置やマンションの場合は梁との関係もあり、既存を解体しないと状況が分からないことも多く、規定サイズから加工が必要になる場合もあります。

UBとキッチンの搬送・組付は基本メーカー施工となっており、我々工務店が既存を解体した後にメーカーが現地調査に訪れ、その際に確認した内容を元に、最終的に「メーカー施工費」および「施工内容」確定となりますので、多少金額や施工変更が生じる可能性があることもあります。
このメーカーと工務店の役割をご理解されておくとリフォームの仕組みが分かってよりご安心いただけるかと思います。

なお当店では予めこの旨ご説明した上で、改めて最終の内容をご提示させていただいていますので、どうぞご安心ください。

リフォームを検討されている方は、ある程度当初予算より金額は増えるものとしてご想定いただくと、商材選びを始め、リフォームそのものをストレスなく楽しんでいただけるかなと思います。

以上、参考になると嬉しいです。

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