昨日、大阪の市街地にある築古戸建のリフォーム相談の依頼を受けました。物件は立地も良く、以前は店舗で貸していたようですが、今は退去され、通常の賃貸か店舗利用で貸すか悩んでいるとのことでした。結構大きなリフォーム内容でしたが、私の結論は「今はリフォームの必要がない。むしろしてはダメだと思います。」でした。当店としては受注の機会を失うことになりかねないのですが、しっかりとヒアリングをさせてもらった結果、「数年は賃貸で貸したい。その後自宅用に使う（かも）」とのことでしたので、その将来計画が確定したときにリフォームすべきとはっきりお伝えしました。その物件は立地は良く、賃料次第ですが、賃貸付は難しくないと判断し、下記の通りアドバイスさせてもらいました。
・不動産業者にしっかりと賃貸付けを頑張ってもらうこと
・内覧に来た方の「□□を直してほしい」等の要望に応じて、現時点では一部リフォームにとどめること
・将来住むことが確実となった時点で、その時に改めて必要なリフォームを検討すること（賃料収入でその費用を蓄える）
あくまで私の意見なので、最終的にはお客様のご判断になりますが、懸念点は正しくお伝えし、将来に渡って後悔のない選択を頂けるアドバイスになれば良いなと思います。「家」の将来の見通しは、家族環境や健康状態、資産状況など様々な要因で変わります。当店ではこういった将来設計等も可能な限りヒアリングしながら意見をお伝えさせてもらっていますので、お気軽に何でもご相談ください。